保健科学東日本で実施する生活習慣病予防と感染症に伴う検査
株式会社保健科学東日本は、昭和49年10月に創業し埼玉県にて臨床検査を行っている会社です。血液学検査や一般検査といった幅広い検査項目に対応しており、日々受託可能な項目は増えています。保健科学東日本が所持しているラボラトリーは東日本に4カ所あり、特に東日本総合ラボラトリーでは上述の検査以外にも、病理学的検査や微生物学的検査も行っています。医療の技術革新に伴って具体的な指示や方法が変化することはありますが、それらに的確に対応しつつ、あらゆるデータを正確かつ素早く提供するために開発、研究が進められています。
保健科学東日本で行うことができる最新遺伝子検査の中には、生活習慣病予防に役立つといわれる項目があります。その一つが、アディポネクチン遺伝子多型検査です。アディポネクチンとは、脂肪細胞から血液中に分泌されるホルモンです。いわゆる善玉ホルモンですが、体内の中性脂肪が増えると減少してしまうという特性があります。よって、糖尿病や動脈硬化症といった生活習慣病を抑制するには、アディポネクチンの不足を補う必要があります。生活習慣病にかかるリスクを軽減するために、このホルモンについての検査を実施しているのです。
また循環器疾患関連遺伝子多型検査も、保健科学東日本で実施可能です。一人ひとりの疾患感受性遺伝子には差があるため、これらをチェックすることで生活習慣病の予防に役立てることができます。将来心筋梗塞や、高血圧症になるリスクが高いという事実が分かれば、今現在行っている生活習慣に目を向けることができ、気を付けなければならないポイントもはっきりするため便利です。こうした検査により、効果が出やすい自分に合った薬を特定することも可能となります。数値としての明確な目標ができるので、具体的な予防対策が行えます。
保健科学東日本では、結核性髄膜炎やノロウイルスといった感染症の検査が行えます。各種感染症に関する研究が行われており、検査項目は時代に適応しながら増え続けています。特にノロウイルスは冬場に流行しやすく、集団感染の危険があるため、迅速な検査が必要です。病院や施設、学校といった場所で流行してしまうと一気に多くの人に被害が広がってしまい大変な状況になってしまいます。ノロウイルスは、高齢者や1歳未満の小児が感染すると重症化することもあるため、原因を早く分析することが重要です。保健科学東日本が実施している検査により、感染症対策を適切に行うことが可能です。