保健科学東日本の食物アレルギー(魚介)検査について

医療機関からの検査を受託している保健科学東日本では、食物アレルギー検査を行っています。
今まで日本では食物に限らず、アレルギーそのものがほとんどありませんでしたが、文明の進化により様々な症状が現れるようになりました。
特に食物アレルギーは日常生活に関わるものであり、中でも魚介関連のアレルギーは発症頻度の多い抗原として報告されています。
場合によっては重篤なアレルギーを引き起こす可能性があり、原材料表示品目として表示の推奨がされているものです。
保健科学東日本では、魚介の食物アレルギー検査も受託しています。
この検査により、アレルギーへの理解や早期発見も可能です。
保健科学東日本で受託している魚介の食物アレルギー検査は、特異Igeイクラ、特異Igeタラコ、特異Igeアサリ、特異Igeカキ(貝)、特異Igeホタテです。
幼児期は、魚介類の中でもイクラに対してアレルギー反応を起こす可能性が高くなっています。
同じたまごでも魚の卵と鶏の卵は別になりますが、消化機能が未熟な乳幼児は魚卵によるアレルギー反応を起こしやすいです。
アレルギーの原因である物質が体内に入ると、人間の体が異物だと勘違いしてしまい、排除しようとして免疫機能が働きます。
血液検査で特異的Ige抗体を調べると、どの食物に対して反応したかが分かります。
イクラやタラコなどの魚卵は、アレルギー反応として唇の腫れや違和感、激しい吐き気や腹痛、嘔吐や下痢、じんましんなどの症状が現れやすいです。
魚介を食べると体調が悪くなる場合、検査によって原因が判明する場合もあります。
特異的Ige抗体は、成人の基準値が170IU/ml以下です。
年齢が上がると共に基準値も上がっていきます。
1歳未満は20以下、1~3歳は30以下、4~6歳は110以下、7歳以上は170以下です。
判定基準はクラス0~6まであり、2~6が陽性です。
抗体濃度が0.35未満なら0、0.35~0.69なら1、0.70~3.49なら2、3.50~17.49なら3、17.50~49.99なら4、50.00~99.99なら5、100以上なら6となります。
保健科学東日本が受託している食物アレルギー検査は特定のアレルゲンを測定できるため、アレルギー疾患の発見にも役立ちます。
まれに抗体が血液検査によって証明されたにも関わらず、症状が認められないケースもあります。
このような場合は、追加検査なども同時に受けられます。
将来的にアレルギー症状を引き起こす可能性を知ることができるため、新たな診断の見極めにも役立ちます。
保健科学東日本ならスムーズな検査体制が整っているため、医療機関のニーズにも応えられます。