保健科学東日本が行っている臨床検査事業
保健科学東日本は埼玉県鴻巣市に本社を構える会社です。埼玉県、茨木県、栃木県などにも多くの事業所を抱えています。また、埼玉県や栃木県など4か所に保健科東日本登録の衛生検査所もあるのです。薬局経営や水質検査、託児所や保育所の経営、化学物質の分析などいろいろな業務を行っていますが、中でも軸となっている事業が臨床検査事業です。
保健科学東日本ではいろいろな臨床検査を行っています。まず、医療機関からの臨床検査を受託されています。臨床検査の内容は幅広く、色々な検査を行っています。臨床検査は、生化学的検査や血液学検査の他、一般検査や細菌検査、免疫検査、病理組織検査まで多岐にわたります。
例えば、生化学検査では、医療機関から預かった血液を元にその血液内にある蛋白・窒素成分を検査するほか、酵素検査、脂質検査、糖関連検査なども行っています。保健科学東日本では医療機関から預かった血液や尿などの検体を指示されたとおりに最新の機器を用いて確実な臨床検査を行っていくのです。
最新の機器や技術が揃えられているために、医療機関から預かった検体の臨床結果は迅速に結果が出せるようになっています。生化学検査を行うときには、医療機関から血液を預かるのですが、保健科学東日本はその預かった血液を最新の分析機にかけることによって預かった翌日には結果を届けることができるようにしているのです。さらに迅速さが求められるときには、血液が届いてから1時間で結果を出すことも出来るような仕組みが整えられています。このような迅速な対応ができるのも、最新の機器や高い技術力があるからなのです。
また結果を生み出すだけではなく、保健科学東日本では、前回の測定して出されたデータの数値と照らし合わせることもできます。例えば一般検査で、尿の成分について検査を行うとします。尿中の成分濃度を測定することと、前回に測定されていたデータと今回の検査結果を照らし合わせてチェックも行い、様々な観点から検査数値を出すことができるようになっているのです。もちろん検査は自動分析装置によって行われるので、データは迅速に出され、尿定性や尿沈渣、尿定量のチェックなども行ってもらうことができます。検査で使う検体は血液や尿だけではありません。人からはいろいろな体液や排出物がありますが、このような人から採取できる排出物や体液などを使っても臨床検査ができるような技術を持ち合わせています。