保健科学東日本が受託するコレステロール検査について
保健科学東日本では、平成30年4月2日からコレステロール検査を受託しています。
保健科学東日本で行っているこの検査は、non-HDLコレステロールの数値を調べられる検査です。
non-HDLの値は、動脈硬化が進行することを防ぐために有益な存在として注目されています。
non-HDLコレステロールというのは、全てのコレステロールの中から善玉であるHDLコレステロールを除外したものを指します。
悪玉コレステロール以外にも、中性脂肪を含めたリポ蛋白や脂質異常で出現するレムナントなどに関する数値も総合的に判断できるので、非常に魅力的な検査です。
LDLコレステロールが140mg/dLを超えると高LDLコレステロール血症、120mg/dL~139mg/dLだと境界域高LDLコレステロール血症と診断されます。
HDLコレステロールが40mg/dL未満は低HDLコレステロール血症、トリグリセライドが150mg/dL以上だと高トリグリセライド血症の診断基準となります。
non-HDLコレステロールに関しては、170mg/dLだと高non-HDLコレステロール血症、150mg/dL~169mg/dLは境界域高non-HDLコレステロール血症の診断指標です。
動脈硬化を予防するためのスクリーニングは、空腹時の採決が検査条件に盛り込まれています。
空腹時というのは、10時間以上の絶食のことです。
ただし、水やお茶といったカロリーのない水分の接種に関しては問題ありません。
保健科学東日本が行っている検査において、境界域高LDLコレステロール血症か境界域高non-HDLコレステロール血症の数値に該当した場合は、リスクが高い病気を有していないか検討します。
そして、必要な場合は治療を行なう必要が出てきます。
コレステロールの値は、男性だと40代以降、女性だと閉経する頃から異常値を示しやすくなるのです。
検査などをせずに放置すると動脈硬化の進行を助長することになりかねません。
そのため、保健科学東日本が受託しているコレステロール値の検査はとても重要だと言えます。
糖尿病や脂質異常症、高血圧の人は、動脈硬化のリスクがさらに高まります。
また、喫煙者も動脈硬化になりやすい傾向があるため、ある程度の年齢になったら検査をすべきだと言えるでしょう。
保健科学東日本が受託するコレステロール検査は、1日から2日程度で結果が出るので、少しでも早く状態を知りたいという場合にも最適です。
健康状態を把握し、改善点を見つけるための指標にもなるので40代以降の男性や閉経前後の女性は受けてみるのがおすすめです。